LinuxにもWindowsと同じようにパッケージのアップデートがあります。 これは、セキュリティホールを補強したり、現在インストールされているパッケージの更新を行う作業で、非常に重要です。 セキュリティーホールやバグなどにはできるだけ早く対処できるようにしたいものです。
さて、Vine Linuxでは随分前から”apt”と呼ばれるパッケージ管理システムを採用しています。 ”aptコマンド”を実行する事により、現在のマシンにインストールされているパッケージの情報を取得し、 依存関係を調べて衝突するパッケージが無いかなどを詳細に調べ、必要に応じてアップデートやインストールを行ってくれます。 この方式が採用される以前は、パッケージをアップデートする都度、FTPサイトから一つ一つパッケージをダウンロードする必要がありました。 しかし、aptコマンドを利用すれば、パッケージの更新は自動で行われるので、初心者を始めとしてユーザーにとっては非常に嬉しいシステムと言えます。
では、実際のアップデートの仕方と例を示します。 まず、アップデートを行うにはコンソールの状態、あるいはターミナルを起動し、以下のようにコマンドを入力します。
# apt-get update
すると、次のように更新可能なパッケージの一覧が表示されます。
続いて、これらのパッケージを更新するように次のコマンドを入力します。
# apt-get upgrade
すると、次のように更新するかどうか尋ねられるので、更新するならば”y”を入力します。
パッケージのダウンロードが終わると、自動的にインストールが始まります。
以上でパッケージのアップデートは終わりです。 セキュリティホールなどが報告された場合には、できるだけ早く対処しましょう。